柳宗理の「白黒の食器シリーズ」plate(プレート)はシンプル・イズ・ベストを具現したような食器です。
「一人暮らしにぴったりのミニマムな食器をそろえたい」「モダンインテリアに似合うお皿が欲しい」といった方は、柳宗理のplate(プレート)をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
柳宗理のplate(プレート)の魅力や注意点、比較候補となる食器などをご紹介します。
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柳宗理「白黒の食器シリーズ」のplate(プレート)とは?
「白黒の食器シリーズ」plate(プレート)は、日本を代表するインダストリアルデザイナー・柳宗理がデザインした名作食器です。2026年1月現在はセラミック・ジャパンが復刻販売しています。
柳宗理のプレートの一番の特徴は、角が丸いスクエア形です。この形は1982年当時とても珍しく、しかも大量生産が難しい形でした。柳宗理は、他社がマネできないデザインを鋳込み成型で実現し、ユニークなプロダクトを目指したとされています。
柳宗理の「白黒の食器シリーズ」plate(プレート)がシンプルで愛される理由
柳宗理の「白黒の食器シリーズ」plate(プレート)は、いったんは生産が終了しましたが復刻され、今も根強い人気を誇っています。ここでは柳宗理のplate(プレート)に興味がある方に向けて、その魅力を解説します。
シンプル・イズ・ベストのデザイン

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柳宗理のplate(プレート)は、角の取れたスクエア形。白・黒のマット釉だけで装飾は一切ない、とてもシンプルなデザインです。そのため、主張が少なく、料理やシーンを選びません。
柳宗理らしく無駄な装飾を排していますが、かといって無機質な冷たさはありません。これは、角を丸めて縁をなだらかに立ち上げるような曲線が効果を発揮しているからでしょう。工業製品でありながら、あたたかみがあるデザインは柳宗理の真骨頂です。
四角形のお皿は、丸皿が多い並びの中で変化を付けられる点もメリット。一つもっておくと、重宝するでしょう。

ル・コルビュジエの共同制作者として世界的に知られ、柳宗理との親交も深かったシャルロット・ペリアンもplate(プレート)を愛用。ゲストのもてなし用として、「白黒の食器シリーズ」のプレートとボウル+柳宗理の黒柄のフォーク・ナイフの組み合わせを好んでいたようです。
出典:MAGAZINE HOUSE(2008).BRUTUS Casa 柳宗理
出典:河出書房新社(2012).柳宗理 「美しさ」を暮らしの中で問い続けたデザイナー
マットな質感と手触りの良さ

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柳宗理のplate(プレート)はマットな釉薬による独特の落ち着き感が特徴です。白は温かみのある印象、黒は水分を含んだようなしっとりした印象があります。
このマットな質感は手触りの良さにもつながっており、「石のような手触り」などと感じる方もいます。
ナイフを遠慮なく使えるタフさ

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柳宗理のplate(プレート)に用いられているマットな釉薬はナイフやフォークを使った時に傷がつきにくく、付いても目立ちにくいタイプです。そのため、パンケーキやステーキといったナイフを使う料理を乗せたいと考えている方におすすめです。
もちろん傷が付かないわけではありませんが、柳宗理のplate(プレート)は日常使い向けの食器ですので、多少使用感があったほうが趣が出やすいともいえるでしょう。食洗機や電子レンジにも対応していますので、日常的に使いたい方も満足できる食器です。
高品質な日本製(セラミック・ジャパン製)
柳宗理のplate(プレート)を製造しているセラミック・ジャパンは愛知県瀬戸市に拠点を置くメーカーです。デザイナーの発想×瀬戸の技術を掛け合わせた製品化に強みを持ち、グッドデザイン賞や国際展への出展、MoMA(ニューヨーク近代美術館)のコレクション選定などの実績も豊富です。
柳宗理のplate(プレート)は、もともとは柳宗理が1982年にデザインした「白黒の食器シリーズ」の一つでしたが、2023年にセラミック・ジャパンのオリジナル商品として生産・販売が開始されました。
柳宗理の「白黒の食器シリーズ」plate(プレート)のサイズ・カラー展開
plate(プレート)のサイズ・カラー展開は以下のようになっています。
| S | M | L | |
| サイズ | 141×141×19mm | 182×182×26mm | 230×230×29mm |
| 重量 | 200g | 405g | 710g |
| 素材 | 磁器 | ||
| カラー | 白・黒 | ||
| 電子レンジ | ○ | ||
| 食洗機 | ○ | ||
| 直火・IH | × | ||
Sサイズは副菜・取り皿、Mサイズはスイーツ・1人分おかず、Lサイズは主菜・ワンプレートに合うサイズとなっています。サイズ違いで購入すると、さらに使い勝手が良くなるでしょう。
【注意点】2023年から素材がセラミック(半磁器)から磁器に変更
柳宗理が1982年にデザインした「白黒の食器シリーズ」は、セラミック・ジャパンが2023年にオリジナル商品として生産・販売を開始しています。この際に、素材がセラミック(半磁器)から磁器に変更されました。
これに伴い、旧品と並べた際にマット感や厚みにおいて、わずかな違和感を覚える可能性があります。旧品から買い足す場合には、よく確認しておくとよいでしょう。
柳宗理「白黒の食器シリーズ」plate(プレート)のようにシンプルで使い回しの良い食器3選
シンプルでおしゃれな食器をそろえたいとお考えの際は、以下のデザイナー食器も検討してみてはいかがでしょうか。
- 柳原照弘| TY スクエアプレート
- カイ・フランク|teema(ティーマ)
- 角田陽太|Common
柳原照弘| TY スクエアプレート
柳原照弘氏は、有田焼による伝統と革新のものづくりを行う1616 / arita japan のクリエイティブディレクターとして、現代の食生活に合うスタンダードを模索。TY スクエアプレートをデザインしました。
TY スクエアプレートはさりげなく角度の付いた縁があるため、角皿なのに、かたく見えすぎない点が魅力です。見た目のシャープさと使いやすさが両立しているといえるでしょう。
サイズ展開はW90mm~270mmまでの6種類と豊富ですので、同じ形でそろえる楽しみもあります。スタッキングできますので、収納も省スペースです。
カイ・フランク|teema(ティーマ)
カイ・フランクは本質的で普遍的なかたちを追い続けた「フィンランドデザインの良心」と称えられるデザイナーです。1952年の発売以来ロングセラーを続けるTeema(ティーマ)も、「必要な装飾は色だけ」というコンセプトで作られたシンプルさが魅力です(※1981年に名称を「Kilta(キルタ )」からTeemaに変更しています)。
色、形、サイズのバリエーションが豊富ですので、お好みに合わせて自由に選べるでしょう。オーブン・冷凍庫・電子レンジ・食洗機の全てに対応しており、使い勝手の良さも抜群です。

量産の力を使って、良いものを手に取りやすい価格で届けようとした姿勢は柳宗理にもつうじるところがあるといえるでしょう。柳宗理はカイ・フランクのプロダクトを高く評価しています。
角田陽太|Common(コモン)
角田陽太氏は無印良品を経た後、現在は独立事務所を構える注目のデザイナー。機能や役割を新しい視点で見直し余計なものを削ぎ落としたデザインが特徴で、どのような空間にもなじみます。
こちらのCommonも普遍的=長く使える道具を目指したテーブルウェアといえます。ご家庭でカフェやレストランのような雰囲気を作りたいといった方におすすめの食器です。
手ごろな価格もCommonの大きな魅力。これから新生活が始まるので「安くておしゃれな食器をそろえたい!」といった方にもぴったりです。
柳宗理の「白黒の食器シリーズ」plate(プレート)は日常使いに最適!
柳宗理のplate(プレート)はシンプルなデザインで幅広い料理、食材を乗せられるお皿です。大皿ならパスタ、生姜焼き、小皿ならケーキ、羊かんなど和洋のメニューに難なく対応できる使い勝手の良さがあります。
世界的なデザイナー、シャルロット・ぺリアンも日常的に愛用していた名作食器を、ぜひ気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

