デザイナーズ醤油差し11選|柳宗理や森正洋など日本を代表するおすすめ商品を一挙紹介!

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小さなテーブルウェアでありながら、食卓の印象や使い心地を意外なほど左右する醤油差し。毎日の食事を大切にするご家庭なら、醤油差しにもこだわりを持ちたいところです。

そこで本記事では、柳宗理や森正洋などの日本を代表するプロダクトデザイナーが手がけた醤油差しを一挙に紹介します。あわせて、使いやすい醤油差しの選び方についても解説します。

今こそ食卓に置きたい醤油差しの魅力とは?

醤油の鮮度を保てる密封ボトルが普及するにつれて、醤油差しは食卓から少しずつ姿を消しつつあるのかもしれません。

しかし、密封ボトルは便利な反面、食卓の上がやや無粋になってしまうのも否めません。お皿やカトラリーなどにこだわるのであれば、醤油差しもまた、きちんと選びたいところです。

また、伝統醸造を守る蔵のように質の高い醤油は、一般的にびん詰めで販売されています。こうした醤油をせっかく手に入れたのであれば、食卓を彩り、鮮度にも気を配れるような醤油差しがふさわしいといえるでしょう。

お気に入りの醤油差しがひとつあるだけで、お刺身や冷ややっこ、卵かけご飯といった食事がいっそうおいしく感じられます。

デザイナーズ醤油差し11選

日本の優れたデザイナーたちは、醤油差しという身近な道具にも心を配ってきました。よく知られているものでは、キッコーマン卓上びんは実は著名なデザイナー・栄久庵憲司の作品ですし、世界的デザイナー・柳宗理も醤油差しを手がけています。さらに若手デザイナーたちも、現代のライフスタイルや工業技術に合った醤油差しを生み出しています。

本記事では、デザイナーものの醤油差しという切り口で、それぞれの魅力を紹介します。半世紀以上愛されるロングセラー、液だれしにくい機能性、独創的なフォルムなど、さまざまな特徴がありますので、ぜひお気に入りの醤油差しを見つけてください。

なお、デザイナーの敬称は省略しております。ご了承ください。

※流通量が少ない商品もあるため、楽天市場のリンクボタンを中心に閲覧してみてください。

柳宗理|「和食器シリーズ」醤油差し

柳宗理は、日本の戦後デザインを語るうえで欠かせない存在です。オリンピック関連のデザインから、世界的に知られるバタフライスツール、日々の暮らしに寄り添うキッチンツールまで幅広く手がけ、使いやすさと美しさを備えたデザインで長く親しまれてきました。

「和食器シリーズ」の醤油差しは、1975年に柳宗理がデザインした和食器のひとつです。鳴門の渦潮を思わせる染付紋が目を引き、広い底まわりによる安定感も特長です。2022年の復刻では当初の形を丁寧に再現し、無地の古白磁と50ccの小サイズも加わりました。

 しょう油差し大 (染付紋・渦、古白磁)しょう油差し小 (古白磁のみ)
容量100cc50cc
サイズW91×D72×H100mmW83×D62×H83mm
材質磁器磁器

関連記事:【名作復刻!】柳宗理「和食器シリーズ」の醤油差しを買ってみた!|液だれしない?入れ替えは簡単?

関連記事:柳宗理の和食器シリーズが復刻!いつもの食事がおいしくなる普段使いの魅力とは?

柳宗理|「白磁シリーズ」醤油差し

画像引用:YANAGI DESIGN

「白磁シリーズ」醤油差しは、1956年に始まった白磁器シリーズの一品です。1999年に上田陶石から復刻された現在の白磁シリーズには、100%天草陶石のうち鉄分の少ない石が使われており、透明感のある白さが持ち味です。

この醤油差しの魅力は、なんといってもユニークな形。持ち手の部分が空洞になっており、通気の役割を果たすとともに、醤油を補充しやすい形にもなっています。

ただし、流通量が多くないため、入手しにくい状況です。

容量135ml
サイズW105×D95×H105mm
材質白磁

森正洋|G型醤油さし

森正洋は、戦後の日本で食卓の器を考え続けた陶磁器デザイナーです。白山陶器でデザイン部門を立ち上げ、長崎・波佐見の技術を生かしながら、日常になじむ器を数多く生み出しました。

こちらのG型醤油さしは、森正洋の代表作のひとつ。後引きしにくい注ぎ口、安定感のある底、指がかかりやすいくびれ、広めで洗いやすい口など、細かな工夫が積み重ねられています。さらに、蓋の穴を指で開閉することで、注ぐ量を調節できるのも特長です。

1958年に発売されたG型醤油さしは、1961年度にグッドデザイン賞、2018年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞し、現在も醤油差しの定番商品として不動の地位を築く超ロングセラー製品です。

 
容量80ml160ml
サイズW75×D60×H75mmW84×D68×H95mm
材質磁器磁器

森正洋|C型しょうゆさし

C型しょうゆさしは、愛らしい球形が魅力です。白山陶器が「卓上のマスコット」とうたうように、食卓のアクセントとして醤油差しを選びたい方にもおすすめです。

一方で、C型しょうゆさしは形状の特性上、醤油を入れすぎたり傾けすぎたりすると、蓋と本体の間からあふれることがあります。そのため、見た目に比べると入る量はやや控えめで、約100mlまでを目安に使うことが推奨されています。

容量約100ml(使用目安)
サイズW75×D75×H70mm
材質磁器

鈴木啓太|THE醤油差し

鈴木啓太は、日用品から鉄道車両、空間構成まで幅広く手がけるプロダクトデザイナーです。グッドデザイン賞で最年少の審査委員を務めたり、柳宗理記念デザイン研究所で柳宗理以外では初となる個展を開いたりするなど、注目を集めています。

THE醤油差しは、「何をおいても液だれしないこと」を第一に設計された、長く愛されるスーパーノーマルな醤油差しです。素材には透明度の高いクリスタルガラスが使われており、見た目がすっきりしているだけでなく、醤油の色もきれいに見えます。

容量は80mlと、和食を食べる機会が減った現代の食卓にも使いやすい量となっています。

容量80ml
サイズW47×D47×H113mm
材質クリスタルガラス

猿山修|醤油差しN°2

猿山修は、グラフィック、空間、プロダクトの領域を横断しながら活動してきたデザイナーです。食器まわりのプロダクトも数多く手がけており、手仕事の背景をよく知る立場から、見た目の美しさと使いやすさを両立した道具を生み出しています。

醤油差しN°2は、東屋が企画し、猿山修がデザインした小さな醤油差しです。いちばんの魅力は、急須を思わせる愛嬌のある形と、そこに常滑(愛知県常滑市)の急須づくりの技術が生かされている点にあります。

注ぎ口のキレがあり蓋の収まりもよく、見た目のかわいらしさから想像できないほどの実用性の高さがあります。焼き締めで仕上げられているためシミができにくく、低く安定した形で倒れにくいのも特長です。

容量45ml
サイズW92×D58×H47mm
材質烏泥

藤城成貴| Soy Sauce Pot


藤城成貴は、家具やインテリアプロダクトを中心に活動してきたデザイナーです。シンプルで普遍性のある造形を軸に、国内外のブランドと協働してきました。

SF/015 Soy Sauce Potの魅力は、直線を基調にした端正なフォルムです。有田焼では古くから特別な色として扱われてきた「赤絵」に着目し、すっきりとした形にまとめています。装飾を極力抑えたデザインですので、東洋・西洋を問わず食卓になじみやすいでしょう。

容量120ml
サイズW70×D55×H90mm
材質磁器

なお、SF/015はシリーズで展開されており、Cup(カップ)や Mug(マグ)、Pitcher(ピッチャー)などもラインナップされています。

小泉誠|SITAKU しょうゆ差し

小泉誠は、家具や生活道具、建築まで幅広く手がけるプロダクトデザイナー。暮らしの中で無理なく使える形を大切にしており、使い勝手のよさと落ち着いた佇まいを両立させたデザインとして知られています。

こちらのSITAKU しょうゆ差しは、「道具として使える器」をコンセプトにしたシリーズの一品。注ぎ口の出っ張り以外はすっきりとした円柱形で、白磁の素朴さを生かしたミニマルな見た目が印象的です。主張しすぎないため、さまざまな器と合わせやすいでしょう。

 しょうゆ差し小しょうゆ差し大
容量25cc50cc
サイズW50×D50×H35mmW50×D50×H60mm
材質磁器磁器

阿部薫太郎|essence of life es soy pot

阿部薫太郎は、波佐見を拠点に活動する陶磁器デザイナーです。自身のブランド「essence of life」では、”暮らしの中で、豊かさを感じられるものづくり”を掲げ、産地の伝統を大切にしながら、今の生活に合う器を提案しています。

es soy pot は、波佐見焼らしい端正なつくりをベースに、色釉のつややかな部分と素地を生かしたマットな白の部分を組み合わせたツートンの表情が印象的。飽きのこないシンプルな形ですが、質感の違いがほどよいアクセントになっていて、食卓にさりげなく映えるでしょう。

カラーバリエーションが豊富なのもうれしいところです。

画像引用:楽天市場

容量100ml
サイズW55×D55×H95mm
材質磁器

シリーズとしては、カップやマグ、プレート、ボウルなども展開されており、食卓全体で雰囲気をそろえられます。

ハイメ・アジョン|上出長右衛門窯 soy pot BIRD(鳥型/花)


ハイメ・アジョンはスペイン生まれのデザイナー。家具や照明、食器、インスタレーションまで幅広く手がけ、あたたかみや遊び心のある作風で世界的に知られています。

上出長右衛門窯とコラボしたsoy pot BIRD(鳥型/花)は、愛嬌のあるフォルムと九谷焼らしい華やかさが融合した醤油差しです。上出長右衛門窯の職人技と、ハイメ・アジョンによる独創的なグラフィックを組み合わせており、絵付けは一点ずつ手描きで施されています。

画像引用:楽天市場

容量100cc
サイズW65×D50×H115mm
材質磁器

廣田達夫|元祖すり口醤油差し

廣田達夫は、東京で長くガラス食器づくりを続けてきた廣田硝子の3代目です。下町・墨田のモノづくりを受け継ぎながら、手仕事を生かした新商品開発に取り組んできました。

廣田硝子のプロダクトには「用の美」を感じさせるものが多く、この醤油差しもまた実用本位の美しさを備えた一品です。ねじ式の蓋が主流だった1970年代に、化学実験用の点滴びんの仕組みに着目し、すり合わせガラス栓を採用。これにより、キレがよく漏れにくい使い心地を実現しました。

1976年の発売以来、長く作り続けられ、2020年度にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しました。

容量100ml
サイズW62×D62×H107mm
材質ガラス

廣田硝子には、昔のカタログや意匠をもとにした醤油差しも展開しています。レトロな表情と元祖すり口醤油差しから受け継いだ液だれしない機構により、こちらもとても人気があります。

醤油差しについてのよくある質問

いくらデザインに優れた醤油差しでも、使い勝手が悪ければ、いずれ使わなくなってしまうでしょう。ご家庭に合った醤油差しを選ぶポイントについてよくある質問を紹介します。

家庭にあった醤油差しの容量はどれくらいですか?

醤油差しの容量は、鮮度を優先するか、補充の手間を減らすかで選ぶのが基本です。目安を以下表にまとめました。

容量向いている人特徴
50ml前後一人暮らし・二人暮らしの人 食卓で醤油を使う機会が少ない人こまめな補充は必要ですが、鮮度を保ちやすいサイズ
100〜150ml前後日常的に醤油を使う家庭 鮮度と使いやすさのバランスを重視したい人補充の手間が少なすぎず多すぎず、もっとも選びやすい容量
150ml以上家族が多い人 食卓でも調理でも醤油をよく使う人継ぎ足しの回数を減らせますが、使う頻度が低いと中身が残りやすい

液だれしない醤油差しを見極める方法はありますか?

液だれしにくいのは、注ぎ口が細めで、先端のキレがよいものです。

液体が途中で切れやすく、注いだあとに先端に残りにくいためです。また、サイフォンの原理を利用し、注ぎ終わったあとに液体が内側へ戻り、外側に伝いにくくした醤油差しもあります。

ただし、実際には見た目だけでは判断しづらいため、使用感に関するレビューが参考になるでしょう。本記事で紹介した醤油差しのように、ロングセラーを続ける定評のあるアイテムを選ぶのもよい方法です。

醤油差しの液だれを治す方法はありますか?

液だれが気になる醤油差しを改善する方法としては、昔、「伊東家の食卓」というテレビ番組で紹介された裏技があります。

【用意するもの】

リップクリーム(※醤油の風味を損なわないように無香料がおすすめ)

【手順】

  1. 注ぎ口まわりの汚れをきれいに拭き取る
  2. 注ぎ口の下側半分に、薄く軽く塗る
  3. 効果が弱まったら、同じように塗り直す(※通常4~5日は持ちます)

手軽な方法ですので、「せっかく買ったのに液だれして残念」というときはこちらの方法でカバーしてはいかがでしょうか。

醤油の鮮度を保ちやすい醤油差しの条件は何ですか?

醤油差しを選ぶうえで、遮光性は鮮度に関わる要素のひとつです。とくに卓上に出したままにすることが多いなら、光を通しにくい素材かどうかは気にしておきたいところです。一般に、陶磁器は光を通さないため、ガラスやプラスチック製に比べると中身が光にさらされにくい利点があります。

さらに、醤油の鮮度を考えるなら密閉性も大切です。醤油は光だけでなく、空気に触れることでも風味が変わりやすくなります。

せっかく遮光性のある容器でも、注ぎ口や蓋まわりの密閉性が低ければ、鮮度を保つうえでは十分とはいえません。ただし、1ヶ月程度で使い切れる容量の醤油を選んでおけば、それほどシビアに考える必要はないでしょう。

お気に入りの醤油差しで食卓を彩ろう!

醤油差しは小さいながらも食卓の印象や使い心地を意外なほど左右します。実用面も考慮しながら、ぜひお気に入りのデザインの醤油差しを探してみてください。醤油差しにこだわると、普段の食事や週末のごちそうが、よりおいしく楽しいものになるでしょう。