柳宗理のパスタ鍋で麺類マスターになる!多目的に使える理由とは?【購入者の徹底レビュー】

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パスタを日常的に食べる方なら、一度は「専用のパスタ鍋が欲しい!」と思ったことがあるのではないでしょうか。しかし、料理道具としてはかなりの大物ですので、購入が決断できずに迷っている方も多いことでしょう。

そこで、実際に柳宗理のパスタ鍋を購入した体験談を交えながら、メリットやデメリット、使ってみてはじめてわかったこと、比較候補となる他ブランドのパスタ鍋などを解説します。購入検討にお役立てください。

柳宗理のパスタ鍋(深型両手鍋+コランダー)とは?

柳宗理のパスタ鍋は、機能美と実用性を兼ね備えた料理道具として根強い人気のある調理器具です。ステンレス製の深型両手鍋に、取り外し可能な目の細かいコランダー(湯切り用の中カゴ)がセットになっており、パスタだけでなく幅広い料理に対応できます。

柳宗理のパスタ鍋は「深型両手鍋」と「コランダー(中カゴ)」をセットで販売している場合がありますが、別々に購入できます。実際、口コミを確認すると、大きな鍋が欲しいと思って深型両手鍋を購入した後に、コランダーを追加購入している方もいました。

柳宗理のパスタ鍋のここが良かった

ここからは、柳宗理のパスタ鍋のメリットを、体験談を交えながら紹介します。

  • パスタがおいしくなる
  • 水切りがスムーズ・安全
  • 大人数のカレー・丸鶏サムゲタンなど料理の幅がぐっと広がる
  • 瓶の煮沸や鍋のコゲ落としに便利

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パスタがおいしくなる

柳宗理のパスタ鍋を使えば、家庭でもイタリアンのレストランのような本格的なパスタがゆで上がります。その理由は、麺がしっかり泳ぐだけの深さと、たっぷりのお湯を確保できる容量にあります。

おいしいパスタを作るには、1人前(100g)あたり1リットル以上のお湯が最低限必要です。この点、柳宗理の鍋は6.0リットル入るので、最大5人前程度まで対応可能。家族全員のパスタも一度でゆでられます。

また、鍋の深さが十分にあるため、余裕を持ってゆでられるのが特徴です。これによって、パスタがこすれあったり、塊になったりすることなく麺に均一に熱が入り、モチモチとした食感に仕上がりやすくなります。

実際、私は24cmの雪平鍋でパスタをゆでていたのですが、量が多くなると粉っぽくなってしまっていました……

ですが、柳宗理のパスタ鍋にたっぷりのお湯を入れてゆでるようになってからは、理想的なパスタのゆで上がりを実現できています。初めて使った方は小麦粉のクリアな味とプリプリした食感にきっと驚くと思いますよ。

水切りがスムーズ・安全

柳宗理のパスタ鍋は、湯切りのしやすさと安全性の両立ができます。

専用のパンチングストレーナーは中カゴの役割を果たし、パスタをゆでた後にそのまま引き上げるだけで湯切りが完了。熱湯に手を近づけたり、鍋を傾けたりする必要がないため、やけどの心配なく安心して使えます。

コランダーには一枚板からできたエキスパンドメタルが採用されています。これは、建設現場の足場に使われる特殊な技術で、キッチンツールに取り入れたのは、おそらく柳宗理が世界で初めてだろうといわれています(下図)。

通常の網カゴと異なり、耐久性抜群でかつ軽量。さらに、一般的なパスタ鍋に比べて穴が小さいため、極細のそうめんでもしっかりキャッチしてくれます。

購入前には、「カゴを引き抜くときに鍋を倒したりしないかな?」と心配でしたが、想像以上にスッと楽に抜けるため、怖さは全くありません。

大人数のカレー・丸鶏サムゲタンなど料理の幅がぐっと広がる(IH対応タイプのみ)

柳宗理のパスタ鍋(深型両手鍋)は、容量6.0リットルの深型設計で、パスタだけでなく幅広い料理に対応できます。

柳宗理の深型両手鍋は深さ約15cmで、丸鶏を丸ごと煮込む料理にも十分使えるサイズです。例えば参鶏湯(サムゲタン)のような本格スープも、自宅で手軽に楽しめます。鶏のだしがしっかり出せるため、滋味深い仕上がりになりますよ。

ざっと挙げただけでも、以下のようにいろいろな料理が作れます。

  • カレー
  • シチュー
  • ポトフ
  • クラムチャウダー
  • ミネストローネ
  • ロールキャベツ
  • おでん
  • とうもろこしの丸ゆで
  • チャーシューやゆで鶏の作り置き

特に大家族のご家庭や、多めに作り置きしておきたい場合には、柳宗理の深型両手鍋は非常に重宝するでしょう。例えば、我が家では1~2kgの鶏胸肉で一気に鶏ハムを作り冷凍保存しています。たっぷりのお湯で作るため70~80℃を加熱なしでキープでき、20~30分放置するだけで極上の鶏ハムが作れました。

ただし、幅広い調理に向くのは、IH対応タイプの三層構造のパスタ鍋のみです。ガス火専用タイプは底が約1.0mmと薄いため、焦げ付きやすく、特に煮込み料理には適しません。

瓶の煮沸や鍋のコゲ落としに便利

柳宗理のパスタ鍋は、瓶の煮沸消毒にも便利なアイテムです。深さと容量があるため、ジャム瓶や梅酒の瓶、哺乳瓶などを、丸ごとお湯に浸せます。

浅い鍋では瓶が途中までしか入らず、上下をひっくり返す手間がかかりますが、この鍋ならそのまま沈めて煮沸可能。コランダーを使って引き上げれば、熱湯の取り扱いがしやすく、やけどのリスクも少ないのはうれしいポイントです。

柳宗理のコランダーは鍋にジャストフィットする設計で、鍋の大容量がそのまま使えるのです。また、かなり丈夫ですので、重い瓶でも変形の心配はありません。

また、内径が広く深さもあるため、柳宗理の16cmのミルクパンや18cmの片手鍋もすっぽり入ります。焦げ付いた鍋を丸ごと入れ、セスキ炭酸ソーダなどを溶かしてつけ置きすれば、こびりついた汚れも落としやすくなりますよ。

柳宗理のパスタ鍋(深型両手鍋)のここが残念

柳宗理のパスタ鍋を実際に使ってみると、ちょっと残念なところも幾つかありました。用途によっては、ストレスを感じる場面があるかもしれません。

  • 長くゆでているとコランダーの取っ手が熱くなる
  • そうめんが刺さる
  • コランダーでの蒸し物は用途が限られる

長くゆでているとコランダーの取っ手が少し熱くなる場合がある

長時間ゆでていると、コランダーと両手鍋の取っ手が熱くなり、素手では持ちにくくなる場合があります。ガス火が外に出ていなければ、手で持てる熱さで止まる場合が多いですが、お子さまなどが触った際には慌ててしまう可能性はあるでしょう。

柳宗理のパスタ鍋の鍋つかみが不要というイメージがありますが、長く加熱すれば鍋つかみが必要と考えておくとよいでしょう。

そうめんが刺さる

柳宗理のパスタ鍋に付属するパンチングストレーナーは、そうめんのような極細麺でも外に漏れないよう、目の細かいコランダー(中カゴ)が採用されています。

通常の使い方であれば、麺が網目からこぼれ出る心配はありません。しかし、そうめんをゆでる際に束のままバサッと縦に入れると、大量の麺が網に刺さってしまいます。そして、ゆでていても刺さったまま残ってしまうため、取り出しに手間がかかってしまいます。もちろん、ゆで上がりもよくありません。

そのため、そうめんを入れるときは、束の先端を網に向けず、ふんわりと広げながら入れるひと手間が必要です。

コランダーでの蒸し物は用途が限られる

柳宗理の深型両手鍋にコランダーをセットすると、鍋底からの高さは約1cmです。このわずかなスペースに入る水の量はおよそ400〜500mlで、蒸し料理に使うには少なめです。

特に長時間蒸す料理では、水が途中で蒸発しきってしまう可能性があります。水が足りなくなると、鍋底が空焚き状態になり、最悪の場合は焦げ付く恐れもあるため注意が必要です。

一部の情報では「蒸し料理もできる」となっていますが、実際には、蒸し料理の種類がかなり限られます。短時間で済む温野菜程度と考えておいたほうが無難です。別メーカーの23cmの平底のパンチングストレーナーや蒸しカゴを購入すれば、柳宗理のパスタ鍋を使い勝手のよい蒸し器として利用できるでしょう。

柳宗理のパスタ鍋には、柳宗理のボウル用のパンチングストレーナー(23cm)がぴったり収まりますので、こちらならば長時間の蒸し料理も作れます(下写真をご参考にしてください)。

ただし、柳宗理のパンチングストレーナーは底が狭い形になっているため、幅広い蒸し料理には適さないかもしれません。

以下の記事では柳宗理のパンチングストレーナーを解説しています。

関連記事:柳宗理のステンレスボール&パンチングストレーナーの特徴やメリット・デメリットを徹底解説

柳宗理のパスタ鍋の基本情報

柳宗理のパスタ鍋は、2種類あります。

項目IH非対応タイプ(単層)IH対応タイプ(三層構造)
対応熱源ガス火(IH不可)IH(電磁調理器)・ガス・ラジエントなど
サイズ幅34.7×奥行23.7×高さ24.7cm(満水6L)
重量本体(フタ込み)1.48kg コランダー:516g本体(フタ込み)2.06kg コランダー:516g
特長軽量で扱いやすい底厚2.6mm、熱が安定する構造、優れた熱回り
素材本体:18‑8ステンレス 持ち手:フェノール樹脂内側18‑8ステンレス、芯:純アルミ、外側18‑ Tiステンレス(三層構造) 持ち手:フェノール樹脂  

パスタだけではなく、カレーやシチューなど煮込み料理に使いたい方は、ガス火でもIH対応タイプ(三層構造)をおすすめします。鍋底がいったん温まると同じ温度をキープできるので、煮込み料理に最適です。また、熱効率がよいので、立ち上がりは遅いですが、トータルでの沸騰時間は短くなります。

ちなみに、販売当初はガス火専用のみのラインナップでした。実は、柳宗理は幅広い料理に使ってもらいたいため、鍋底が2mmの三層構造を希望しましたが「重い」「値段が高くなる」という理由で、メーカー側に断られてしまった経緯があるのです。つまり、柳宗理が考案した本来のパスタ鍋は、IH対応タイプ(三層構造)といえるでしょう。

柳宗理のパスタ鍋(深型両手鍋)口コミ・評判は?

柳宗理のパスタ鍋を購入した人は、実際のところ、どのような感想を持っているのでしょうか。代表的な感想を要約して紹介します。

【良い口コミ】

「6人前(600〜700g)のロング&ショートパスタをゆでています」

「網目の大きさが湯切りにぴったり」

「デザインに無駄がない。軽いし洗いやすいし、すぐ乾く」(※ガス火専用)

「一瞬で湯切りできて楽」

「つや消しで傷が目立たない」

「タケノコなど大きな食材をゆでるのに重宝しています」

【悪い口コミ】

「鍋と同じサイズのコランダーを洗うのが結構大変」

「カレーなどの煮込み料理には向かない」(※ガス火専用)

「収納する場所に困る」

使ってみて実感…パスタ鍋ならではの悩み

パスタ鍋は調理器具のなかで、かなりの「大物」…。購入をためらう方も多いのではないでしょうか。私も1年以上迷った末に購入しました。

その結果、「やっぱり大変だった…」と思う面や、使い方の工夫で解消できた悩みもあります。パスタ鍋について多くの方が気になるサイズの問題と沸騰時間の問題を解説します。

サイズが大きい

パスタ鍋は深さと大きさが特徴のため、購入前に収納や洗い場所の確認が欠かせません。高さがあるぶん、シンク下や戸棚に収まりにくい場合があります。収納スペースに余裕があるか、あらかじめ確認しておくと安心です。

我が家では、冷蔵庫の上に収納しています。踏み台に乗って取り出したり元に戻したりする必要はありますが、デッドスペースを活用したため、今までの使い勝手に悪影響を出さずに済みました。

また、深型のためシンクが狭いと洗いにくく、扱いづらさを感じることもあります。洗い桶を置いている場合には、いったんどこかに避難させなくてはパスタ鍋が洗いにくい点はやや面倒です。

沸騰するまでの時間が長い

たっぷりの水を使うパスタ鍋では、特に1リットルの水を沸かす際に時間がかかる点がネックです。

一般的に鍋ややかんで1リットルの水を沸騰させるには、約6~10分程度かかります。柳宗理のIH対応タイプの三層構造の鍋であれば、いったん鍋底が熱くなれば熱効率がよくなりますが、やはり6分程度の時間はかかりました。

4リットルであれば、約24分になりますから、おいしいパスタをゆでられるとはいえ、正直しんどいと思う方も多いのではないでしょうか。実際、この待ち時間が嫌でパスタ鍋を使うのをやめてしまったという口コミもありました。

時間を短縮したい場合は、給湯器であらかじめ熱めのお湯を蛇口から出し、それを鍋に入れて加熱を始める方法がおすすめです。この方法はトータルの光熱費の面でもお得になるようです(※)。また、我が家では電気ケトルがありますので、ガス火と併用して沸騰時間を半分程度にしています。

パスタ鍋を火にかける時間が短いと、先ほどデメリットとして紹介した「長くゆでているとコランダーの取っ手が熱くなる」という問題も解消されました。いろいろ工夫すると、パスタ鍋も扱いやすくなるでしょう。

※参考:MEIJI SANGYO「お気づきですか?その配慮が省エネになることを・・・」

他のパスタ鍋との比較

パスタ鍋は多くのメーカー、ブランドから販売されています。「柳宗理のパスタ鍋が本当にベストなのか?」と迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこで、柳宗理のパスタ鍋と同様に、「デザイン性が高い」「調理性能が高い」という条件を満たすパスタ鍋を3つ紹介します。

ジオ・プロダクト パスタ鍋

ジオ・プロダクトのパスタ鍋は、料理研究家・服部幸應氏の監修のもと、プロ仕様の性能と多用途性を追求して開発されました。単なるパスタ調理用の鍋にとどまらず、焼く、炊く、揚げるなど、多様な調理法に柔軟に対応できる点が大きな魅力です。

中でも注目すべきは、熱伝導性に優れた全面7層構造です。柳宗理の三層構造を上回る多層構造により、熱が鍋全体にムラなく伝わるため、エネルギー効率が高く、保温性にも優れています。さらに、フタと本体が密着することで鍋内部にウォーターシール(水の膜)が生まれ、無水調理や無油調理も可能です。

容量も6.8リットルと柳宗理の6.0リットルを上回っています。6人前のパスタをゆでる機会があるのであれば、ジオ・プロダクトのパスタ鍋のほうがよいでしょう。

フィスラー パスタ鍋

フィスラーはドイツを代表する一流の調理器具ブランドで、プロの厨房でも広く使われている高品質な製品づくりに定評があります。

フィスラーのパスタ鍋は、耐久性の高い18/10ステンレスや、IHを含むすべての熱源に対応するCookStar®ベースを採用。これらの素材と構造によって、優れた熱伝導性と保温性を実現しているのが大きな特徴です。

あるユーザーによると、4リットルの水が18分で沸騰したという結果も報告されています。1リットルあたり4分半という結果は、6~10分程度の平均値を大きく上回っています。「お湯が沸くのを待っていられない!」という方は、フィスラーのパスタ鍋がぴったりです。

ただし、フィスラーのパスタ鍋は、高性能ゆえに価格が高いのが難点で、柳宗理や他のパスタ鍋に比べてもかなりの高額です。また、パスタ専用のため、そうめんがカゴからすり抜ける恐れがあります。

栗原はるみ パスタ鍋

画像引用:yutori no kukan 栗原はるみ「ハーフストレーナー付 パスタポット 22cm」

料理家・栗原はるみさんが監修したパスタ鍋は、家庭でのパスタ調理を手軽に、そして楽しくするための工夫が随所に詰まったプロダクトです。

特徴的なのは、中カゴとハーフストレーナーの2種類のザルが付属している点です。中カゴを使えばパスタをさっと湯切りでき、ハーフストレーナーでは具材や野菜を同時調理できるため、調理の効率もアップします。

さらに、パスタメジャー付きの持ち手や、1Lごとの目盛りなど、使いやすさへの細やかな工夫も魅力です。このあたりは、さすが家庭料理のプロが監修したプロダクトといえるでしょう。

ただし、そうめんのような極細麺には非対応。また、鍋底が薄いせいか、「焦げ付きやすい」といった口コミもみられました。そのため、煮込み料理に使いたいのであれば、他の鍋との併用を検討したほうがよいでしょう。

柳宗理のパスタ鍋は料理好きならそろえておきたい鍋!

柳宗理のパスタ鍋は、パスタをはじめとした麺料理をワンランク引き上げてくれるだけでなく、手になじむ使いやすさと、使うほどに愛着が深まる美しいデザインも魅力です。特にIH対応タイプは、煮込み料理や普段使いにも活躍し、毎日の調理が少し楽しみになるような道具になってくれるでしょう。

サイズ感には注意が必要ですが、それを上回る使い心地の良さがきっと見つかるはずです。ぜひ柳宗理のパスタ鍋を、お気に入りの調理器具に加えてみてはいかがでしょうか。