柳宗理のステンレストングは食材を傷つけず確実につかめる幅広の形状と、先端が尖った細かなものをつかみやすい形状を併せ持っているのが特徴で、パスタや肉、魚、揚げ物など、菜箸では不向きな「つかむ」を丸ごとカバーしてくれる万能アイテムです。
本記事では、デザイン性の高さでも人気の柳宗理のステンレストングの魅力や注意点、穴なしタイプと穴ありタイプの違い、比較候補となる他ブランドのトングなどを解説します。お買いものの参考にしてください。
柳宗理のステンレストングとは?
柳宗理のステンレストングは、料理のあらゆる場面で活躍する万能トングです。
パスタや肉、魚、煮物までしっかりとつかめる設計で、サラダサーバーとしてそのまま食卓に置いても美しく映えます。日常使いに耐える丈夫さとデザイン性を兼ね備えた「用の美」があるプロダクトです。
製造は金属加工の名産地、新潟県燕市の日本洋食器(株)が担当し、1974年から柳宗理デザインシリーズを展開する佐藤商事株式会社が販売、サポートしています。一生もののトングとなる安心のジャパンクオリティといえるでしょう。
| 項目 | 内容 |
| 素材 | 18‑8ステンレススチール(クロム18%・ニッケル8%) ※耐久性がありさびにくい材質 |
| サイズ | W47×D70×H220 mm |
| 重量 | 穴あき:約77g 穴なし:約86g |
| 生産国・製造 | 日本製 日本洋食器(株)、佐藤商事株式会社 |
柳宗理のステンレストングがおすすめの理由
柳宗理のステンレストングは、キッチンツールのなかでレードルと並んで高い人気を誇るアイテム。その魅力はどこにあるのでしょうか。4つのメリットを解説します。
あらゆる食材がつかみやすい

柳宗理のステンレストングは、向きを変えると形や大きさを問わず食材をしっかりつかめる便利なキッチンツールです(上の写真を参照)。パスタやチャーシューなどの大きな食材から豆や薬味などの小さなものまで、ストレスなくつかめます。
また、柳宗理のステンレストングは、ギザギザや隙間がありません。このため、細い麺や小さな具材がすり抜けません。また、食材をやさしく扱えるのもうれしいポイントです。

柳宗理のステンレスはとても繊細な作業が可能。
尖った側を下にすれば、米1粒も簡単につかめるほどです!

ちょうどよい反発力
柳宗理のステンレストングは、手の負担を抑えつつしっかり食材をつかめる設計が特徴です。バネ部分の反発力が程よく、握力があまり必要ありません。一部の口コミでは「バネが硬い」という意見もありますが、多くのユーザーは軽い力で操作できると評価しています。
開き具合はやや狭く、購入した時点では、例えばチャーシューやローストビーフなどの大きなブロック肉は挟めません。しかし、手でちょっと広げれば、ちょうどよい開き具合にでき、適度な反発力も維持できます(下写真参照)。


頻繁に開き具合を調整すると金属疲労を招いてしまうためご注意ください。
継ぎ目がなく洗いやすい
柳宗理のステンレストングは、継ぎ目のない一体成形のステンレス構造が大きな魅力です。これにより、汚れや水分がたまる隙間がなく、衛生的に使えます。
特に料理後の洗浄では、凹凸部分に汚れが残る心配がなく、短時間で清潔な状態に戻せます。穴あきタイプも穴が比較的大きいため、食べ物が目詰まりしたり、こびりついたりといったことはほとんどありません。
持ち手も滑らかな形状で、スポンジが引っかからずスムーズに洗えます。他メーカーの溶接や接合部分があるトングは、細部の汚れ落としに手間がかかる場合がありますが、柳宗理のトングはサッと水を流すだけで大部分の汚れが落ちます。
独特の美しいフォルム
柳宗理のステンレストングは、機能と美しさを兼ね備えた流線型デザインが特徴です。無駄を削ぎ落とした形状は、卓上にそのまま置いても映えるでしょう。料理道具でありながら、インテリアの一部としても成立するのは、さすが柳宗理といったところです。
例えば、サラダボウルと一緒に並べても、全体の雰囲気を損なわず、むしろ食卓を引き立てる存在感があります。また、和食器にも洋食器にも合わせやすく、シーンを選ばず使えるのも柳宗理デザインならではの魅力です。

幅広のトングはヨーロッパでは珍しいため、柳宗理のキッチンツールのなかで特に海外で人気ということです。
柳宗理のステンレストングは穴なし・穴ありどっちがいい?

柳宗理のステンレストングは、「穴なし」と「穴あき」の2タイプがあります。どちらも22cmのコンパクトなサイズで食卓にもなじみやすく、大皿料理のサーブにも対応できます。
穴あきタイプは、水や油を切るのに適しており、揚げ物やゆで野菜、麺類などの取り分けに便利です。水切れが早く、料理を盛り付ける際も余分な水分を落とせます。
一方、穴なしタイプはシンプルな形状で洗いやすく、ソースを絡めた料理や汁気の多い煮物でもしっかりつかめます。例えば、パスタのゆで汁をパスタソースに加えたいといった場合に便利です。

個人的な感想ですが、穴あきタイプは、パスタをお湯に沈めようとするときによく穴に刺さってしまい、意外にストレスになります……
また、穴あきタイプは水分や油が切りやすいのがメリットではありますが、少し縦にすれば自然と落ちるので、「スプーン代わりに使える穴なしタイプのほうが便利だったかも……」と少し後悔しました。
柳宗理のステンレストングの口コミ・評判
柳宗理のステンレストングを実際に購入した人は、どのような評価をしているのでしょうか。良い口コミと悪い口コミの代表例を要約して紹介します。
【良い口コミ・評判】
「肉や魚、麺類など、なんでもつかみやすい」
「穴が開いているので、油や水の切れがいい」(穴あきタイプ)
「高品質のステンレスなので一生使えそう」
「大きめの食材をやさしくつかめる」
「食洗機でもきれいに汚れが落ちる」
【悪い口コミ・評判】
「固めなので、何度も挟むと手が痛くなった」
「長さが足りないので、フライパン料理や揚げ物のときに熱いと感じる」
「デザインは良いが、100均のミニトングのほうが小回りが効く」
「テフロンフライパンが傷ついてしまった」
柳宗理のステンレストングと比較検討したいトング3選
トングは日常的によく使うキッチンツールであるだけに、「本当に柳宗理のトングで良いものか……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ここでは、柳宗理のトングの比較候補となるおしゃれで機能性の高いトングを3つ紹介します。
Joseph Joseph (ジョセフジョセフ)「エレベート スチール トング」
Joseph Joseph (ジョセフジョセフ)は、イギリス・ロンドン発祥のキッチン・生活雑貨ブランドです。ユニークなデザインと実用性を融合させた製品を数多く展開しています。
こちらのエレベート スチール トングは、機能とデザインを両立させたキッチンツール。先端が耐熱シリコンでコーティングされており、フライパンや鍋を傷つけにくく、熱い料理にも安心して使えます。持ち手にはスタンド機能(エレベート構造)があり、調理台に直接触れないため衛生的です。
長さは約30cmと十分な余裕があるため、炒め物や揚げ物の取り分けにも適しています。軽量で扱いやすく、先端の滑り止め構造によって食材をしっかり掴めるのも魅力です。柳宗理のトング(長さ約22cm)では少し短いという方は、こちらを検討してもよいでしょう。
オークス株式会社「ソースもすくえるガッシリトング」
ソースやタレも一緒に取り分けたい料理には、オークス株式会社「ソースもすくえるガッシリトング」が便利です。片側がスプーン状になっており、約大さじ1のソースをすくえる構造。もう片側は穴あきで、水分や油を落としやすく、揚げ物や茹で野菜にも対応します。
包み込むような形状でジャガイモや卵などの丸く滑りやすい食材もしっかりキャッチ。全長25.7cmでフライパン操作にも向き、背を下に置くと先端が浮くため衛生的です。
材質は18-0ステンレスですので、柳宗理の18-8ステンレスに比べるとさびやすく、磁性がある(磁石がつく)点を考慮しておきましょう。
Conte「おてがるトング」
おてがるトングは、軽い握り心地と確かなつかみやすさを両立したステンレス製トングです。2023年にはグッドデザインアワードのグッドフォーカス賞 [技術・伝承デザイン]を受賞しました。
特徴は、持ち手と先端の間にある独自のくびれ形状。これにより食材が逃げにくく、薬味から大きめの具材までしっかりつかめます。細い瓶にも入るスリム設計で、箸のように繊細な作業もこなせます。
サイズは13〜22cmの4種類。小型は取り分けや瓶詰めの取り出しに便利で、大型は調理用として使えます。
よくある質問
柳宗理のトングに関してよくある質問を紹介します。
柳宗理のステンレストングは食洗機対応ですか?
はい、柳宗理のステンレストングは食洗機に対応しています。
継ぎ目のない一体成形のため汚れがたまりにくく、手洗いでも簡単に洗えます。使用後は食器用洗剤で洗い、すすいだ後はしっかり水気を拭き取ると長持ちします。食洗機派の方にも、衛生面やお手入れの手軽さを求める方にも安心して使える仕様です。
柳宗理のステンレストングは揚げ物に使えますか?
公式情報では確認できません。しかし、18-8ステンレス製で熱に強く、揚げ物に使っているというユーザーは多くいるため、通常の使い方であれば問題ないと考えられます。
穴ありタイプなら油切れが良く、揚げたての天ぷらやフライの余分な油を落とせます。穴なしタイプでも耐熱性としっかりした構造で菜箸より安定して扱えるため、揚げ物調理に安心して使えます。
柳宗理のステンレストングはおしゃれで機能的!
柳宗理のステンレストングは、料理道具としての機能性と美しいデザインを兼ね備えた一生もののキッチンツールです。麺類から煮物、揚げ物まで幅広く対応し、食卓にそのまま置いても映える上品さがあります。
継ぎ目のない一体成形は衛生的でお手入れも簡単。さらに、手になじむバネ感と先端形状が、盛り付けの美しさを自然に引き出します。
調理の効率を上げつつ、食卓の雰囲気も高めてくれる――そんなトングを探しているなら、柳宗理のステンレストングは間違いなくおすすめです。

