柳宗理の両手鍋(22cm)はやっぱり必要!浅型・深型/IH・ガス火の選び方や口コミなどを徹底解説

キッチンツール
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柳宗理の両手鍋は、すでに四半世紀以上も売れ続けているロングセラーです。しかし、サイズが大きく、それなりのお値段もするため「買って失敗しないか?」「値段相応の価値があるのか?」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで、実際に柳宗理の両手鍋を購入した一人としての感想なども交えながら、両手鍋のメリットや注意点、口コミ・評判、選び方などを解説します。ぜひ購入を検討するご参考にしてください。

両手鍋の種類

柳宗理の両手鍋は浅型と深型があり、それぞれガス火専用とIH対応が販売されています。

 22cm 浅型22cm 深型
外寸(フタ含む)W347×D237×H147mmW347×D237×H207mm
本体内寸(目安)約φ220×100mm約φ220×155mm
容量満水3.8L 約7分目2.66L満水6.0L 約7分目4.2L
重量ガス火専用:1,270g IH対応:1,600gガス火専用:1,500g IH対応:2,065g

価格はIH対応のほうが高いですが、IH対応には煮込み料理に適しているメリットがあります。

柳宗理の両手鍋のおすすめポイント

柳宗理のステンレス両手鍋(浅型/深型)は、1999年発売以降、ロングセラーを続けています。デザイナーズのキッチンツールとしては定番製品の一つといえるでしょう。

なぜ長年にわたって多くの人の心をとらえ続けているのか、6つの観点から解説します。

  • 美しいデザインと優れた実用性
  • 柳宗理のボールやストレーナーを組み合わせられる
  • 熱くならない持ち手とフタの取っ手
  • 使いやすい22cmのサイズ
  • 【IHタイプのみ】煮込み料理に最適な三層厚底
  • 【深型のみ】コランダーの追加購入でパスタ鍋になる

美しいデザインと優れた実用性

柳宗理の両手鍋はモダンでスタイリッシュな佇まいが特徴。とはいえ、冷たい印象ではなく、持ち手とフタの取っ手のぽってりとした量感と曲線は、手仕事のような温かみを感じることでしょう。

人によっては昭和レトロのような懐かしさを覚えるかもしれません。柳宗理のデザインに造詣が深いデザイナーの深澤直人さんは、良い意味でダサいような味わいがあると評していました(※)。

もちろん機能面も申し分ありません。料理研究家などのアドバイスをもらいながら、柳自身も長期にわたり実際に使ってみながら改良を続けただけあって、ムラのない熱伝導や、持ち手・取っ手の持ちやすさ、ぴたっと隙間なく閉まるフタなど、使い勝手が抜群です。使うたびに愛着が増していくでしょう。

※出典:MAGAZINE HOUSE(2008).「BRUTUS Casa 柳宗理」

柳宗理のボールやストレーナーを組み合わせられる

柳宗理の両手鍋には、柳宗理の23cmのパンチングストレーナー、ステンレスボールがぴったり入ります。写真のように、底から浮かせる形で固定できます。

ですので、両手鍋に適量のお湯を沸かせば

  • パンチングストレーナーで蒸し料理をする
  • ステンレスボールでバターやチョコレートを溶かす
  • ステンレスボールでトロトロのスクランブルエッグを作る

といった調理が可能です。

熱くなりにくい持ち手とフタの取っ手

柳宗理の両手鍋は、持ち手(ハンドル)とフタのつまみが樹脂製です。「吹きこぼれそうなのでフタを外したい」「ちょっとコンロを移動したい」といったときに鍋つかみなしで扱えるのはうれしいところです。

ただし、強火で長時間加熱する、炎が持ち手側に回り込む、といった場合には持ち手も熱くなり、やけどの危険があるためご注意ください。

使いやすい22cmのサイズ

浅型・深型どちらも直径22cmで、普段使いの守備範囲が広いのも特徴です。浅型は満水3.8L、深型は満水6.0Lで、同じ口径でも容量を選べます。

浅型の両手鍋は2〜4人の家庭料理全般に幅広く対応。直径22cmは一般的なカセットコンロにも安定して置け、食卓の場所もとらないため、土鍋代わりにも使いやすいでしょう。

一方、深型両手鍋は大容量。22cmの直径で満水6.0L以上の深型両手鍋は、他社製品ではあまりみられません。「収納場所をとらない大容量鍋がほしい」「丸鶏をすっぽり入れたいけど、大きな鍋は必要ない」「蒸し器と兼用したい」といった方にとって、有力な購入候補になるでしょう。

【IHタイプのみ】煮込み料理に最適な三層厚底

柳宗理の両手鍋(IH対応)は、ステンレス+アルミ+ステンレスの三層構造で作られていて、芯材のアルミが熱を広げやすいのが特徴です。熱ムラが出にくく、焦げつきにくくなります。

特に、弱火でじっくりコトコト煮込むような料理がおいしく作れます。

実は、柳宗理は両手鍋(パスタ鍋)の考案当初から三層厚底を希望していました。ガス火専用の両手鍋のように単層薄底では、そばやパスタを茹でる鍋としては問題ないものの、煮込み料理には使いにくくなるからです。

かつては「重くなること」「価格が上がってしまうこと」を理由にメーカーから販売を断られてしまいましたが、現在はIH対応の両手鍋として購入できます。

参考:MAGAZINE HOUSE(2008).「BRUTUS Casa 柳宗理」

【深型のみ】コランダーの追加購入でパスタ鍋になる

柳宗理の両手鍋(深型)は、別売のステンレスコランダー(22cm)を組み合わせると、「ステンレスパスタパン」として販売されているセットと同じ使い方が可能です。

つまり、すでに深型両手鍋を持っているなら、コランダーを足すだけでパスタ鍋にできます。両手鍋(深型)は満水6.0Lですので、おいしいパスタを茹でる目安である「100gに対して1L」を目安にすると、5人分くらいまで茹でられます。

柳宗理の両手鍋を買う前に検討しておきたいこと

柳宗理の両手鍋はそれなりの価格とサイズ感があるため、慎重に購入を検討したいところです。ここでは、特に注意しておきたいポイントを2つ解説します。

  • 収納場所はあるか?
  • 【IHタイプのみ】重くても大丈夫か?

収納場所はあるか?

「直径22cm」だけで判断するとコンパクトのように思えますが、収納では取っ手込みの横幅が効いてきます。さらに、柳宗理のフタの取っ手は持ちやすいですが、意外に高さがあるため、収納棚に入らない可能性もあります。

特に深型はかさばりますので、事前に寸法を確認しておくとよいでしょう。フタを立てる、寝かせるのどちらで収納するかまで決めておくと安心です。

また、「作り置きのカレーなどを鍋ごと冷蔵庫に入れたい」といった方は、冷蔵庫の棚・スペースに入るかどうかもチェックしておくとよいでしょう。

【IHタイプのみ】重くても大丈夫か?

柳宗理の両手鍋は頑丈でつくりがしっかりしている分、やや重めです。力の弱い女性の方、お子さま、ご高齢の方などが使う場合は、重量もチェックしておくとよいでしょう。

特に深型やIH対応タイプは重いため、鍋の持ち運びのほか、洗う際にストレスを感じる可能性があります。

柳宗理の両手鍋の口コミ・評判

大手ショッピングサイトやSNS、ブログなどでみられた柳宗理の両手鍋の口コミのうち、代表的なものを要約してご紹介します。

【良い口コミ】

  • サイズ感がちょうどいい
  • 取っ手まわりがしっかりしていて持ちやすい
  • 鍋+コランダーのパスタパンが便利 (深型)
  • 見た目が良く気分が上がる、食卓に出しても雰囲気がいい

【悪い口コミ】

  • 期待値が高すぎて「普通」に感じてしまった
  • 沸騰まで時間がかかる(IHタイプ)
  • 取っ手が熱くなる

IHタイプは厚底のため少量の水を沸騰させるときはアルミ鍋などより遅くなるようです。しかし、いったん底が熱くなれば火力が弱くても力強く温められるため、水量が多ければ「火力+熱々の鉄板」の加熱となり、むしろ沸騰が早くなるようです。

また、取っ手が熱くなるのは確かですが、火を鍋からはみ出させたり強火で長時間煮込んだりしなければ、「持てないほど熱くならない」というのが、使ってみての実感です。

柳宗理の両手鍋の選び方

柳宗理の両手鍋は「浅型・深型 × IH対応・ガス火専用 = 4種類」のラインナップがあります。選び方のポイントを解説します。

浅型・深型のどちらがいいのか?

浅型・深型のどちらがよいかは日頃の使い方によって変わります。以下、比較ポイントをまとめました。

 浅型深型
サイズ347×237×H98mm347×237×H155mm
容量3.8L6.0L
コランダーの追加不可
向く料理や調理・煮物 ・スープ ・鍋料理 ・蒸し料理(※パンチングストレーナーなどが別途必要)・多めのカレー、シチュー、ポトフなど ・煮込み料理 ・パスタを茹でる ・丸鶏やタケノコなど大きめな食材を茹でる ・蒸し料理(※パンチングストレーナーなどが別途必要)
煮沸消毒・小さめのコップ、食器に限られる・果実酒用ビンや哺乳瓶など大き目のものまで対応できる

なお、柳宗理の片手鍋(22cm)を持っている、または購入予定の場合は浅型と使い道がかぶる部分が多くなります。この場合は深型を検討したほうが料理の幅が広がるといえるでしょう。

IH対応とガス火専用のどちらがよいのか?

IH対応とガス火専用では以下のような違いがあります。

 IH対応ガス火専用
対応熱源IH・ガス火ガス火のみ
材質・構造三層(内:18-8ステンレス/芯:アルミ/外:ステンレス)18-8ステンレス一層
特徴熱がムラなく伝わり、焦げにくい火力の上げ下げで温度を調整しやすい(=こまめに調整しないと焦げやすい)
重量重め軽め
価格高め安め

じっくりコトコト系の料理をしたいのであれば、IH対応がおすすめです。

いったん温まると弱火で沸騰状態をキープできるため、光熱費の節約にもつながります。低温料理やチャーシューなどもやりやすいです。

ビタクラフトやフィスラー、クリステルといった高級路線の両手鍋には多層構造がよくみられます。料理をおいしく作りたいなら三層構造のIH対応を選んでおくと間違いがないといえるでしょう。

柳宗理の両手鍋についてのよくある質問

ここでは柳宗理の両手鍋を購入しようか迷っている方からのよくある質問にお答えします。

修理やパーツ交換はできますか?

できます。

柳宗理のステンレス製品を製造する日本洋食器株式会社では、

  • 修理
  • 部品販売
  • お手入れサービス(焼け取り・汚れ落とし)

に対応しています。

両手鍋では、ハンドル(持ち手)やフタの取っ手など、交換用パーツが用意されており、必要に応じて修理依頼、取り寄せ・交換が可能です。また、鍋本体やフタの焼け取り・汚れ落としも依頼できます。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

参考:日本洋食器株式会社「柳宗理製品 部品 および 修理単価表」

なお、柳宗理の両手鍋は販売元が佐藤商事株式会社と記載されますが、製造を行っているのは日本洋食器株式会社です。

ステンレス傷が目立ちませんか?

目立ちにくいといえます。

柳宗理の両手鍋は、つや消し(マット)仕上げが特徴なので、鏡面ピカピカの鍋に比べて、日常のこすれ傷は目立ちにくい傾向があります。

ただし、金属なので使用に伴う細かな傷自体はつきます。また、クレンザー(特に粉末タイプ)や金属たわしなどの研磨するタイプの道具・洗剤でゴシゴシやると細かな傷跡がついてしまうので注意してください。

柳宗理の両手鍋で料理が楽しくなる!

柳宗理の鍋というと片手鍋が人気ですが、両手鍋もデザインの美しさと機能性を兼ねそろえたすばらしい鍋です。柳宗理のボールやストレーナー、コランダーと組み合わせられるのも柳宗理の両手鍋ならではの魅力です。

浅型・深型とIH対応・ガス火専用で4種類の両手鍋がありますので、作りたい料理や収納場所などを考慮したうえで選んでいきましょう。